男女を問わず「医療脱毛をしよう」と思えば、さまざまな疑問や心配が湧き出てくるのではないでしょうか。とくに男性は、脱毛に関する情報は集めにくいかもしれません。彼女や家族に体験談を聞いてみても、実は男性と女性とでは同じ医療脱毛でも細かい部分に違いがあります。今回は、医療脱毛の男女の違いに注目してお話しします。
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1 医療脱毛をする目的が違う
男性と女性とでは、医療脱毛をする目的に違いがあります。女性が医療脱毛をする目的は、見た目の美しさを求めるためです。
女性は、夏になれば露出が多い服を着る機会が増えます。腕や足など面積が広い部分の脱毛を頻繁にしなければならないため、より効果が持続する医療脱毛を選ぶ女性が多いのです。
一方、男性が医療脱毛をする目的は、美しさよりも日常生活をよくするためであることが多いようです。例えば、男性はひげを頻繁に剃らなければなりません。肌が弱い人は、毎日のひげそりだけで肌荒れを引き起こします。
ひげの部分は、肌荒れしても隠すことができず、ひそかに悩んでいる男性も多いのです。ひげを医療脱毛すれば、ひげを剃る必要はなくなるか、回数はかなり減ります。肌への刺激もグッと減るでしょう。
女性は脱毛を身だしなみのひとつと考えています。医療脱毛をしていない女性でも、市販の脱毛器を使って自己処理しています。女性にとって脱毛は日常の一部です。それだけに医療脱毛に関する情報もたくさんあります。周囲には医療脱毛経験者も多いため、体験談をたくさん聞くことができます。
医療脱毛への期待や目的は、女性よりも男性の方が重いのかもしれません。悩みがあるからサロン脱毛よりも、医療従事者がいる医療脱毛を選びます。医療脱毛をしようと思う男性の中には、医療脱毛経験者の女性に相談する人もいます。しかし、男性の脱毛や悩みには、やはり男性の脱毛に詳しいプロが必要です。
男性対応の医療脱毛クリニックには、男性スタッフがたくさん常駐しています。正確な情報を得るためにも、カウンセリングを受けて正しい情報をもとに判断するようにしましょう。
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2 施術回数と痛みの感じ方が違う
男性と女性とでは、毛の太さや特徴が違います。
女性は、男性よりも毛が細いため、レーザーの効果が男性よりもさがり、施術回数は多くなる傾向があります。一般的に女性は8回程度の照射でツルツルになり、男性は5回程度といわれています。
ただし、日焼けをしている肌はレーザーの効果がさがり回数は増えます。男性は、ひげや脇そしてデリケートゾーンの脱毛を希望することが多く、それらの部位の毛は太く密集しているため、少ない施術回数で脱毛することができます。
痛みの感じ方も男性と女性とで異なります。男性の毛は女性よりも太いため、脱毛時の痛みが強くでる傾向があるのです。
女性の体験談を聞いて「たいして痛くない」と思っていたのに、実際は痛みを感じ「悪いクリニックにあたってしまった」と思う人がいます。同じ部位の脱毛であっても、毛の太さや肌の状態によって痛みの感じ方は変わるのです。
女性は日頃から化粧水や乳液を使って肌の保湿をしています。保湿された肌は医療脱毛しても痛みを感じにくいです。
一方の男性は、保湿を日課としている人は少なく、日焼けも気にしない人が多いのではないでしょうか。医療脱毛はメラニン色素に反応するレーザーを使用するため、日焼けをした肌はさらに痛みを感じやすくなっています。
医療脱毛に日焼けが厳禁なのは男女共通です。
3 医療脱毛する部位が違う
医療脱毛は、ほぼ全身の脱毛が可能ですが、費用や時間を考えて、部位を指定して脱毛することが多いです。
女性に人気の部位は、脇やデリケートゾーンです。やはり女性にとって脱毛は身だしなみのひとつであることがわかります。
男性に人気の部位は、ひげや全身そしてデリケートゾーンです。ひげは、施術着に着替える必要もなく、施術を受ける面積も小さいため初めての医療脱毛としても人気の部位です。
ひげは男性ならではの脱毛部位です。ひげは毛が太く、肌が薄いため痛みを感じやすい部位です。しかし、麻酔クリームが塗りやすい部位でもあるため、心配ならば麻酔の使用を検討しましょう。
男性専門の医療脱毛クリニックのゴリラクリニックでは、いきなりレーザーを当てるのではなく、蓄熱式メディオスターという機械で毛を細くしてからエネルギーが強いレーザーを当てることで痛みを軽くしています。男性専門のクリニックは、たくさんの経験を活かして痛みに対処しています。
参考URL「ゴリラクリニック蓄熱式メディオスター」:https://www.dansei-datsumo.com/3features.html?_ga=2.48756838.1576716370.1632396355-1302250886.1631843929&_ebx=f2ds12n7o1.1619836712.7hzbdio
意外に感じるかもしれませんが、全身脱毛をする男性もたくさんいます。
女性は、腕や足の脱毛も身だしなみとしていますが、女性用の脱毛器はたくさん販売されています。女性の毛は男性よりも細く産毛も多いことから、費用が少なく抑えられる市販の脱毛器を使って処理する人が多いようです。
男性用の脱毛器は女性用と比べると少ないです。そのため、手や足の毛が気になる男性は医療脱毛で全身脱毛を検討する傾向があります。
胸と腹の毛も男性特有の部位です。全身脱毛でツルツルにはしたくないけれど、腹の毛量の調整をしたい男性はたくさんいます。男性専用クリニックでは、かっこよくみえる腹毛(ギャレンドゥ)のデザインを用意しているところもあります。
デリケートゾーンは男女共通の人気部位ですが、男性はOゾーンが人気で女性はVゾーンが人気です。Oゾーンの脱毛を希望する人は、衛生面から脱毛を希望する傾向があります。
4 施術を受ける年代が違う
男性と女性とでは施術を受ける年代にも違いがあります。女性は社会人になり、経済的にも余裕ができる20代から30代が多いです。
男性は、ひげが気になる15歳ごろから中高年まで幅広い年齢層が医療脱毛を選択しています。15歳といえば第二次性徴のころです。とくに毛は目立つことから「からかい」のターゲットにされることも多いのです。
そのため、医療脱毛クリニックでは、未成年であっても親権者の同意があれば施術を行っています。思春期の体の悩みは、精神的なキズになることもあります。自己流の処理は、黒ずみやシミの原因になる可能性があります。
医療従事者による適切な施術を受けることで、毛がコンプレックスになったり、心にキズをつくったりすることを防げるのではないでしょうか。
施術を受けられる年齢はクリニックによって異なります。
40代から50代の中高年男性にはデリケートゾーンが人気です。中高年になると、自分が介護を受けるときのことを考え始めます。とくにトイレの介助は、毛があると介助される方も介助する方も負担が大きいです。
脱毛することでトイレ介助やオムツ替え時のふき取る時間が短くなります。少しでもお互いの負担を軽減する目的でデリケートゾーンの医療脱毛を希望する中高年男性が増えています。
介護目的の医療脱毛は、白髪になる前に行うようにしましょう。白髪になってしまうとレーザーの効果が期待できません。
まとめ
男性と女性の医療脱毛に対する思いには違いがあります。そして、毛の特徴や生える部位も男性と女性とでは異なります。男性の毛は濃く密度があるため、女性のように自己処理することは難しいかもしれません。男性専用の医療脱毛クリニックには、男性ならではの毛の特徴を熟知したプロがいます。自分の悩みや要望を伝えて、医療脱毛に挑戦してみてはいかがでしょうか。