医療脱毛は興味あるけれど、分からないことが多くて不安という人がたくさんいます。クリニックに電話をして直接聞けばいいのかもしれないけれど、電話をしたら「連絡先を聞かれて勧誘されるのではないか」と思ってしまうものです。今回は、医療脱毛を検討中だけど気になることがある人のために、医療脱毛の気になることにスッキリと答えます。
目次
【今さら聞けない!】 医療脱毛の気になることをスッキリ答えます
1 医療脱毛と自己処理とサロン脱毛の違い
脱毛とは、意図的に体の毛を抜くことをいいます。脱毛する方法はさまざまですが、大きく分けて医療脱毛と自己処理とサロン脱毛があります
。自己処理は、言葉の通り自分で脱毛する方法です。市販の脱毛器を使って毛を脱毛します。自己処理には、脱毛だけでなく毛を剃ることも含まれます。
カミソリを使って定期的に手入れをする方法はコスト面では一番優れていますが、カミソリは毛だけではなく肌表面も削り取ることになり肌へのダメージが大きいデメリットがあります。
医療脱毛とサロン脱毛の違いは、医療かそうでないかの違いです。
実は、脱毛は毛根から毛を抜くため医療行為になります。医療行為は、病院やクリニックなどの医療機関でしか行うことはできません。
脱毛処理を行うことができる人は、医師や医師の指示を受けた看護師です。そのため、サロン脱毛は脱毛とはいうものの「毛が再び生えてくることが前提の脱毛」です。
いわゆる永久脱毛は、医療脱毛でしかできないことになります。医療脱毛を行うクリニックとサロン脱毛を行うサロンとでは使う機器も違います。サロンでは、クリニックよりも低出力の機器が使われています。
2 男性が医療脱毛するならどこの部位がいいですか
医療脱毛の特徴は、一度脱毛すると長期間毛の心配がいらないということです。そのため、医療脱毛をするおすすめの部位は年齢や生活スタイルによって異なります。
例えば、一般的な男性ならば「ひげ」がおすすめです。実際に多くの医療脱毛経験者は、ひげを選んでいます。ただし、ひげは顔の一部であり、痛みを感じやすい部位でもあります。痛みが気になる人は、カウンセリング時に痛みへの対応についても相談しておくといいでしょう。医療脱毛はクリニックで行うため、医療用麻酔を使用することができます。笑気ガスや麻酔クリーム(別料金)を使うことで痛みの感じ方を軽減することができます。ひげの医療脱毛は、鼻の下とあごとあごの下の3か所を行います。約全6回で6万円程度が相場です。
就職活動や営業などで人と会う機会が増える男性には、手や足がおすすめです。最近はリモートワークが普及し、半袖やハーフパンツ姿が人目に触れることもあります。今まではスーツに隠れていた手や足を脱毛することで清潔感をアピールすることができるでしょう。手足はひげよりも面積が広いため20万円程度になります。
3 クリニック内で女性と鉢合わせしますか
男性の医療脱毛が普及してきたとはいえ、女性と鉢合わせすると気まずく感じるものです。多くのクリニックでは、女性客と鉢合わせしないような工夫がされています。
例えば、入り口や待合室が男女別に用意されていて、動線を管理することで女性と鉢合わせしないようになっています。
クリニックによっては、男性専用のクリニックもあります。どうしても女性と鉢合わせしたくない場合は、男性専用のクリニックを探してみるといいでしょう。
ただ、最近は女性の男性の医療脱毛に対する印象が変わっています。むしろ医療脱毛している男性に好感を持っている女性も多いのです。医療脱毛を身だしなみやオシャレの一環として考えてみてもいいのではないでしょうか。
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4 男性スタッフに施術してもらうことはできますか
医療脱毛できる部位は、体すべてといっても過言ではありません。
そのため、部位によっては人に見せづらいこともあります。異性となればなおさらかもしれません。ほとんどのクリニックには、男性看護師と女性看護師がいます。
ただし、すべての男性の処置を男性看護師が担当するわけではありません。
デリケートゾーンなどは男性看護師が担当することが多いのですが、手足やひげは女性が担当することがほとんどです。
クリニックに所属する看護師の男女比は、男性看護師よりも女性看護師のほうが人数は多い傾向があります。
男性の医療脱毛をしているクリニックでは、女性看護師も男性の脱毛や体についてしっかりと知識を学んでいます。そして医療従事者は、性別に関係なく施術する相手のことは施術対象者として接します。
それでも男性看護師による施術を希望する場合は、事前のカウンセリング時に相談してみるといいでしょう。
5 医療脱毛するとツルツルになりますか
医療脱毛は永久脱毛と呼ばれることもあり、一度施術を受けるとツルツルになると思われていることがあります。
永久脱毛とは、最終脱毛したときから1か月後の毛の再生率が20%以下である脱毛方法をいいます。つまり、3か月後に多少毛が生えてきたとしても永久脱毛と呼ばれるのです。
ただ、医療脱毛は自己処理やサロン脱毛と比べるとツルツルになる可能性は高いです。医療脱毛を受けた人の中には「こんなにツルツルになるとは思わなかった」「もう少しだけ毛を残しておけばよかった」と後悔する人がいることも確かです。
効果が高いだけに事前のカウンセリングはしっかりとしておいた方がいいでしょう。
ツルツルになるまでの回数は人によって変わります。医療脱毛は、毛に含まれるメラニン色素にレーザーを当ててエネルギーを吸収させます。そのため、メラニン量が少ない場合や細い毛の場合はエネルギー吸収量が少ないため、回数が多くなる傾向があります。
6 埋没毛にも医療脱毛の効果がありますか
埋没毛とは、毛穴から毛の頭が出ずに毛穴の中でとどまっている状態になっている毛です。
埋没毛ができる原因は、カミソリを使った自己処理と言われています。カミソリで肌表面を削り取ることでカサブタが毛穴のふたとなってしまうのです。
医療脱毛は、毛に含まれるメラニン色素にレーザーを当てます。毛穴の中に埋もれている毛にはレーザーの光が届きにくく、効果が出るまでに時間がかかってしまうのです。効果が出る間に時間はかかりますが、埋没毛であっても医療脱毛をすることは可能です。
埋没毛に医療脱毛するときには、通常の医療脱毛で使うエネルギーよりも弱いエネルギーで施術します。
なぜならば、埋没毛は肌の内部で毛が丸まっているため、同じようにエネルギーを与えてしまうと一か所にエネルギーが集中しすぎてしまい、やけどになってしまう可能性があるのです。弱いエネルギーでレーザーを何度も当てて徐々に脱毛します。
医療脱毛をすると決めたら、埋没毛を作らないようにすることが大切です。カミソリで剃ったり毛抜きで毛を抜いたりするのではなく、毛穴から出ている毛をカットするようにしましょう。また、肌を保湿しておくことも埋没毛を作らないコツです。
まとめ
初めての医療脱毛は気になることがたくさんあります。紹介した疑問以外にも痛みや費用について気になる人も多いでしょう。痛みは感じ方に個人差があるため、一概に「大丈夫」と言うことはできません。
医療脱毛を行うクリニックは、痛みに対する麻酔などの対処も充実しています。気になることは事前に解決して納得できる医療脱毛を目指しましょう。