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【知らずに使ってますよね?】良い育毛剤の選び方!

 

男性の悩みに多い薄毛・抜け毛は、多忙な仕事とそれに伴うストレスに加え、不規則な生活が続くことも原因の一つとされています。さらに追い打ちをかけるように、昨年から続くコロナ禍で、ますます薄毛が進行してしまったという人も少なくありません。

 

【知らずに使ってますよね?】良い育毛剤の選び方!

 

1 自宅でできる男性の薄毛対策 ―良い育毛剤の選び方―

株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区)の発表した「薄毛に関する意識調査2020」によると、自身を「薄毛である」と回答した男性は26.7%と、全男性の3割弱を占め、また薄毛が気になり始める年齢としては「男性38.1歳/女性41.9歳」と、女性よりも男性の方が薄毛への関心が早いことがわかりました。

 

 

(出典元:PR TIMES「薄毛に関する意識調査2020」結果発表より抜粋)

現在、日本ではそんな薄毛の悩みを抱える男性向けに多くの育毛剤が販売されていますが、種類やメーカーも多く、「一体どれがいいのかわからない」という声が多く聞かれます。そこで今回は、薄毛対策に有効な育毛剤の選び方についてご紹介したいと思います。

 

2 薄毛対策のトップに選ばれる「育毛剤」

 

薄毛対策にはさまざまなものがありますが、大きく分けて「自宅でできるセルフケア」と「薄毛専門のクリニック受診」の二択となります。

前者の自宅でできる主なセルフケアには以下があります。

 

・ヘッドマッサージ

・育毛ローションや発育毛剤

・薄毛予防のシャンプー・リンス

 

上述した意識調査によると、もっとも人気の高い薄毛対策として選ばれているのは「市販の育毛ローションや発育毛剤」で26.8%と、1/4以上の男性から指示されています。

(出典元:PR TIMES「薄毛に関する意識調査2020」結果発表より抜粋)

 

やはり、手軽に使うことができ、しかも毎日継続しやすいという点において育毛剤や発育毛剤は人気が高いことが伺える結果となっています。

 

ここで気になってくるのが育毛剤と発育毛剤との違いです。

両者は同じものなのでしょうか?それとも何か目的が違うのでしょうか?次のトピックで詳細を見ていきます。

 

3 育毛剤と発育毛剤との違い

 

なんとなく同じもののように捉えられがちな「育毛剤」と「発育毛剤」。しかし、実際はそれぞれ目的や効果が異なります。まずはそれぞれの特徴を正しく知りましょう。

 

育毛剤とは「頭皮を整え、脱毛や薄毛を改善する」

髪の毛1本1本が細くなってきたり抜け毛の量が明らかに増えてきたりと、薄毛・脱毛が気になり出したら、そうしたお悩みに対応するのが育毛剤です。

育毛剤には、今ある髪の毛を強く太くするために頭皮の環境改善をはかることを目的とした成分が含まれています。一方、育毛剤には抜けてしまった髪の毛を再び生やす効果はないので注意が必要です。

 

現在、育毛剤の多くは医薬部外品(※1)ですが、中には分類上化粧品となっているものも見られます。一般的に、医薬部外品も化粧品も、医薬品と比べると効果はマイルドで副作用の心配もほとんどありません。そのため気軽に使える点はメリットといえます。

 

※1:製品の一部には第二類医薬品・第三類医薬品の製品もあります。これらは「発毛促進剤」と呼ばれていますが、実際には発毛効果はなく、主な目的は育毛のみとなります。

 

 

発育毛剤とは「髪の毛を再び生やす」

発育毛剤は、新しい毛を生やす発毛効果が認められている医薬品(第一類医薬品)です。

現在、国内で「市販の医薬品」として認められているのは、発毛成分「ミノキシジル」を含む製品です。ミノキシジル以外の成分が使用されたものについては、専門の医師の診察が必要となっています。

発育毛剤は、その効果の高さだけでなく副作用の発生率も高いため、使用する際には注意を要します。また、使ったからといって必ずしも発毛の効果が得られるとも限らないので、十分に理解した上で使用するかを判断しましょう。

 

以上から、育毛剤と発育毛剤の違いについてご紹介しました。薄毛が気になり始める30代~40代の男性にとっては、まずはファーストステップとして育毛剤を使用するのがおすすめです。

 

4 正しい育毛剤の選び方 ―配合成分に注目―

 

「薄毛対策のために育毛剤を使ってみよう」と判断したところで、ここからは良い育毛剤の選び方をご紹介していきます。

 

育毛剤に欠かせないポイントは配合されている成分です。頭皮環境を改善し、薄毛・脱毛の原因に有効に働きかけてくれるものを選びましょう。

 

①頭皮の血行を改善する成分

薄毛になっている状態の頭皮は、毛細血管が萎縮し血流量が減った状態です。これはストレスや不摂生な生活などで頭皮の血行不良が起こっていることが原因です。

そのため、血行を促進する成分によって頭皮の毛細血管を広げ、毛根に栄養を届かせるように働きかけていく必要があります。

 

【血行促進効果のある育毛成分】

・ニコチン酸アミド

・センブリエキス

・トコフェロール酢酸エステル

・ニンジンエキス

・酢酸-DL-α-トコフェロール

・タマサキツヅラフジアルカロイド

・カルプロニウム塩化物

・ビタミンE誘導体」

・アルギニン

 

②毛母細胞を活性化させる成分

人間の体は、加齢によって細胞分裂活動が鈍くなります。頭髪も同様で、加齢やストレスなどによって毛母細胞の細胞分裂が鈍くなり、その結果、髪の毛1本1本が細くやせ細っていくことで薄毛・脱毛が進行します。そこで毛母細胞を活性化する成分が配合されているかも重要です。

 

【毛母細胞を活性化する育毛成分】

・塩化カルプロニウム

・フコダイン

・アデノシン

・t-フラバノン

・センブリエキス

 

③頭皮トラブルを防ぎ、健やかにする成分

薄毛・脱毛が進行していく原因の一つに、頭皮トラブルがあります。乾燥によるフケやかゆみ、炎症によるかぶれなどをケアする必要があります。頭皮トラブルを防ぐ成分が入っている育毛剤で、あらゆる頭皮トラブルから頭皮を守りましょう。

 

【頭皮の乾燥を防ぎ保湿する成分】

・フコイダン

・ユキノシタエキス

 

【頭皮の炎症を防ぐ成分】

・甘草エキス

・グリチルリチン酸2K

・ヒノキチオール

 

【頭皮の老化や雑菌の繁殖を防ぐ成分】

・ホホバオイル

・酢酸DL-a-トコフェロール

 

5 正しい育毛剤の選び方 ―気をつけるべきこと―

 

どんな育毛剤を選ぼうか、インターネット等でクチコミを参考にする人も多いと思います。評判を確認するのも大事ですが、それよりも基本的なポイントをおさえて、いかに自分に合うものを見つけるかを念頭に置いてほしいと思います。

 

ここでは巷に多く流通している無数の育毛剤の中から、どのような観点で育毛剤を選べばいいかについて、配合成分以外に確認してほしいポイントをご紹介します。

 

アトピーの人やアレルギーのある人はエタノールを要チェック

体質的に肌がデリケートな人(アトピー、アレルギー、そのほかの皮膚病疾患)は、育毛剤に含まれるエタノールの刺激が強く感じる可能性があります。できれば使用前にパッチテストを行い、自分に合うかどうかを確かめましょう。

 

配合成分が多い=効果が高いわけではない

数ある育毛剤の中には、「有効成分 10種類配合」など、使用成分の多さをキャッチコピーにして注目を集める戦略をとっている製品もたしかにあります。これは店頭販売されていない、インターネット通販が主の製品に多く見られます。

しかし、成分が多いからといって必ずしも効果が倍増するということではないようです。

また、万が一使用した育毛剤で肌トラブルが生じた場合、あまりに多くの成分が使用されている製品だと、どの成分が合わなかったのかを特定することも難しくなります。

使用成分の多さでは決めない方がいいでしょう。

 

使い続けることで効果がわかる

一般的に、育毛剤は半年以上使い続けてみないとはっきりとした効果はわかりません。

つまり、「使用して1ヶ月で毛がフサフサになった!」という宣伝は信用度が低いといえます。最低でも半年間は同じ製品を使い続けてみましょう。

 

育毛剤だけに頼るのはNG

育毛剤を使用しただけで、薄毛・脱毛の根本原因を解消せず、育毛剤を使用するだけでは十分な効果は期待できないでしょう。

例えば、不規則な就寝時間、バランスの悪い食事、ストレス過多な仕事や人間関係など、人間が薄毛・脱毛が進行する外的要因を少しずつ改善していく努力も必要です。

育毛剤だけで症状が改善するわけではないことを念頭におきつつ、ご自身の生活の見直しもしてみましょう。

 

いかがでしたか?

今回は良い育毛剤の選び方についてご紹介しました。薄毛・脱毛にお悩みの方に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

☞【結局クリニックと育毛剤どっちがいいの?】メリット・デメリットを解説

 

<参考>

・株式会社リクルートスタイル「薄毛に関する意識調査2020」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001011.000011414.html

 

 

 

 

 

 

 

 

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